やわらかくてやさしい使いごこち。破れにくいドライ不織布タオル。
ノンアルコール、無香料、モモ葉エキス、柿から抽出したフラボノイド配合。
柔らかな肌ざわりと保水性に優れたウエットティッシュです。
健康な毎日はお口の健康から。お口の中を拭き取ることで清潔に!
丈夫でやわらか、汚れをしっかり拭き取るメッシュタイプの口腔ケア用シートです。
「おもいやり心」はロングランシリーズで、介護をされる方だけでなく、介護をする方のことも思い、開発した商品です。大きな特徴は、弊社グループ会社である三和製紙が開発した不織布を使用していること。不織布は、オール天然由来で国内産。昨今、地球環境問題が注目される中で、石油由来の合成繊維を一切使用していないため、人や環境にやさしいと高い評価を受けています。
入浴が困難な方の体を拭いてもらうことをイメージして作られています。そのため、サイズは30㎝×50㎝と大きくし、破れないよう厚手の不織布にこだわっています。弊社の不織布は、レーヨン/パルプ/レーヨンの三層構造になっており、表面のレーヨンは、肌ざわりが優しく濡らすとしっとり、中のパルプは適度に保水する特徴があります。冬はお湯で濡らし蒸し機に入れることで、温タオルのように使用できます。
不織布の種類は、プレーンとメッシュの2つのタイプがあります。主にプレーンは、肌触りが柔らかいので皮膚が弱い方にお勧めで、メッシュは凹凸を利用して汚れを拭取る特徴があります。
一例としてメッシュで汚れを拭きとり、最後にフラットで拭くという使い方を提案することもありますが、一方のみを使われている方も多いので好みでお試しください。布タオルは、洗濯を繰り返すと荒くなるので痛がる方もいますが、「おもいやり心」はいつでも新品なので肌に優しく、洗濯物が減り、作業効率が上がったという声も聞いています。また吸水性が高いので、汚物処理や、器材拭きにも便利で万能タオルとしても重宝されています。
「おもいやり心」ぬれタオルも、丈夫なので破れる心配がなく衛生的なのが特徴です。不織布は、ドライタオル同様に、天然由来素材のみを使用しております。薬液は、アルコールを使用しない処方で、無香料とせっけんの香りのものがあります。製品形態は、無香料のもので大判タイプとバケツタイプがあり、せっけんの香りでバケツタイプがあります。
2017年に販売したせっけんの香りは、介護の現場で汗や排尿の臭いが気になるため、臭い軽減のために開発しました。実は、せっけんの香りに至るまでは試行錯誤がありまして…。当初、柑橘系の香りで進めていたのですが、介護施設で試してもらうと結果はダメ。好き嫌いがあるようで、万人に受け入れられたのが、せっけんの香りでした。
また、乾燥防止や取り出しやすさを考慮してバケツ型の商品としました。せっけんの香りも、無香料のバケツ型と同じサイズに開発していましたが、現場の方から「カートで持ち運びにくい」というお声があがり、重量と大きさをコンパクトにしました。商品開発の原点は現場にあります。今後も介護される方、介護する方の快適かつ役立つ商品を作りたいと思います。
熊本地震をきっかけに開発しました。この時インフラが止まり、多くの方が歯を磨けないという状況になり、誤嚥性肺炎になられる方がいらっしゃいました。誤嚥性肺炎の多くは、介護の現場で発症します。誤嚥性肺炎の原因は、口の中で増えた雑菌が食べ物や唾液と一緒に気管支へ入り込むためで、健康な方であれば、咳をして雑菌を吐き出す防御機能が働きます。しかし、寝たきりの状態や免疫機能が低下した状態の方は、筋萎縮や意識レベルが低下し、防御機能がうまく働かず、誤嚥性肺炎になってしまいます。このため介護の現場だけでなく、災害時などで口腔ケアができなくても、口の中を清潔に保ち病気予防につなげたいと思い開発しました。
シートは、汚れを拭き取りやすいメッシュタイプ。指にシートを巻き付け、お口をすっきりさせながら雑菌の餌となる汚れを拭き取り、雑菌の増殖を予防するのに役立ちます。この商品を通じて、多くの方が口の中を清潔に保ち、健康に過ごしていただけたらと思います。
今後も、現場の声に耳を傾け、三和製紙の不織布の利点を生かして、介護業界で役立つものづくりを展開したいと考えています。